DEPARTMENT INTRODUCTION
ものづくりの現場では、一つの工程だけで製品は完成しません。
各工程が連携し、状況に応じて計画を調整しながら、確かな品質と納期を守っています。
その中心で現場の声をつなぎ、生産を支えているのが管理課です。
日々の対話と細やかな気配りが、安心して働ける環境とチームワークを育んでいます。
今回は、本社工場 第1製造部 管理課のI係長にお話を伺いました。
第一製造部
勤続22年(インタビュー当時)
I
さん
Q1
まず、第1製造部の主な仕事内容を教えてください。

Iさん
第1製造部では、スマートフォンや通信基地局などに欠かせない「セラミックパッケージ」の製造を行っています。
セラミックパッケージは、半導体チップを熱や衝撃、湿気から守るための重要な部品です。電子回路の印刷から積層、切断、高温焼成、検査まで、一貫して手掛けています。
Q2
I係長は、第1製造部の中でどのような役割を担っていますか?
Iさん
管理課の係長として、生産の進捗管理や工程間の調整を担当しています。
納期や現場の状況を確認しながら、生産計画を組み立て、製造現場がスムーズかつ安全に稼働できるようにサポートすることが主な役割です。
現場のメンバーが迷うことなく、安心して業務に集中できる基盤をつくることを大切にしています。
Q3
第1製造部の勤務形態はどのようになっていますか?
Iさん
管理課は日勤帯での勤務となります。
製造現場では、大型の焼成炉などを稼働させているため、交代勤務制を採用しています。勤務形態は担当する工程やシフトによって異なりますが、引き継ぎやサポートの体制が整っています。
あらかじめシフトが決められているため、予定を立てやすく、オンとオフのメリハリをつけて働ける環境だと思います。
Q4
1日の仕事の流れを教えてください。
Iさん
出社後、まずは関連部署から届いているメールや連絡事項を確認します。
その後、各工程の進捗状況を確認し、現場のチームと連携しながら、生産計画の立案や調整を行います。
お客様から提示される計画をそのまま当てはめるのではなく、各工程の状況や製品ごとの特性を確認し、実際の現場で無理なく進められる計画に落とし込むことが重要です。
Q5
この仕事のやりがいは何ですか?
Iさん
自分が立てた段取りや調整によって生産が計画通りに進み、無事に出荷までつなげられた時にやりがいを感じます。
出荷予定の数量が不足し、急いで生産しなければならない場合もあります。その際には、製造現場のメンバーとコミュニケーションを取りながら、生産計画を細かく調整します。
最終的にお客様へご迷惑をかけることなく、納期通りに出荷できた時は大きな達成感があります。
Q6
業務の中で、大変だと感じることは何ですか?
Iさん
セラミックは、気温や湿度の変化によって素材の状態が微妙に変わります。そのため、常にマニュアル通りに製造できるとは限らない難しさがあります。
また、製品が完成するまでには多くの工程があり、それぞれがリレーのようにつながっています。一つの工程の状況が変わると、自分が立案した計画通りに生産が進まないこともあります。
各工程と常に密なコミュニケーションを取り、現場の情報を集めながら、トラブルを未然に防ぐための気配りが求められる仕事です。
Q7
第1製造部の雰囲気はいかがですか?
Iさん
「困った時はお互い様」という意識が根付いた、温かく協力的な職場だと思います。
トラブルが起きた時も、一人で抱え込むのではなく、現場と管理課が相談し合いながら、チーム全体で解決に取り組んでいます。
普段からコミュニケーションを重ね、お互いの立場や状況を理解しているからこそ、急な計画変更などがあっても協力して対応できるのだと思います。
Q8
若手社員は、どのような仕事から始めますか?
Iさん
まずは、安全に関するルールや基本的な業務手順を覚えるところからスタートします。
先輩社員の指導のもと、設備の点検や各工程の流れ、それぞれの工程が担う役割などを段階的に学んでいきます。
実際の業務を経験しながら、少しずつ製品や製造工程についての知識を深めてもらいます。
Q9
若手社員に期待することは何ですか?
Iさん
専門的な知識は、入社してから身につけることができます。
最初は「ものづくりへの興味」と「ルールを守る素直さ」、そして安全に対する意識があれば十分です。
わからないことや気になることがあれば遠慮なく質問し、積極的にチームの輪に入ってきてほしいと思っています。

Q10
印象に残っている失敗談を教えてください。
Iさん
生産管理の担当になって間もない頃、顧客からの注文内容を見落とし、生産計画への落とし込みを忘れてしまったことがあります。
気づいた時は血の気が引くような思いでしたが、周囲の先輩や製造現場のメンバーがすぐにサポートに入り、全員で協力してリカバリーしてくれました。最終的には、お客様の納期にも間に合わせることができました。
この経験から、注文内容と生産計画を一字一句しっかり照らし合わせ、確実に確認することの大切さを学びました。同時に、「失敗した人を責めるのではなく、みんなで解決する」という職場の温かさを感じた出来事でもあります。
Q11
最後にメッセージをお願いします。
Iさん
半導体に関する知識がなくても、心配はいりません。現在活躍しているメンバーの多くも、異業種からの転職や未経験からのスタートです。私自身も、半導体の知識がまったくない状態で入社しました。
ものづくりを通して、製品をつくる技術だけでなく、人とのコミュニケーションや、相手の立場に寄り添って考える力も身につけることができます。
製品だけでなく、自分自身の成長も実感できる職場です。ものづくりに興味があり、挑戦する気持ちを持った方と一緒に働けることを楽しみにしています。